iPhoneが微妙なので、コンデジが欲しい

普段、写真はiPhoneで撮っているのだが、コンデジが欲しくなってきた。現在使っている機種は、iPhone 7とiPhone SE 2の2台で、メインは未だiPhone 7である(移行が面倒なので……)。

iPhone 7に関しては、もう最新のiOSにはできないので、割と困りものである。しかし、私のiPhoneのユースケースは、メッセージング、電子書籍、カメラ、電子決済くらいであるため、iPhone 7で事足りるのだ。

しかしながら、iPhone 7のカメラははっきり言って微妙である。以前APS-Cの一眼を使っていたこともあり、それと比べてしまうと、手軽さ以外では見劣りする。端末の小ささの割には綺麗ではあるのは確かなのだが、画素数は20MPは欲しいところだし、iPhone 12 Pro以降でないとRAWで撮影することもできない。一眼ではRAW現像をやっていたので、iPhoneではその楽しみが存在しないのである。

ここで、選択肢が二つ現れる。一つは、iPhoneの新しいモデルを買うこと。そしてもう一つが、コンデジを買うことである。

iPhone 7の古さを考えれば、iPhoneの新しいモデルを買うことは妥当ではある。が、高い。iPhone 12 Proを狙うにしても、中古で6万くらいはする。12 Proならば、超広角と望遠のレンズが追加されているので、7よりかは撮れる写真の種類は増えるだろうが、画素数としては12MP止まりなので、正直価格に見合うのかどうかは微妙である。

ちなみに、理由についてはここでは割愛するが、Androidにすることは選択肢ではない。

もう一つは、コンデジを買う、という選択肢である。カメラが不満ならば、カメラを別途買えば良いだろう、という考えである。まず、コンデジならば物理ボタンやファインダーが付いているので、写真を撮影するという体験がiPhoneのような汎用マシンよりも断然優れているのが魅力である。はっきり言って、iPhoneをカメラとして使うのはぎこちなさすぎるので。

一眼ではなくてコンデジ、というのがポイントである。一応、前に使っていた一眼はまだあるし、使うことはできるのだが、APS-Cでも仰々しすぎるのが難点。旅行先に持っていくにしても、荷物が一つ増えるというのはあまりにも煩雑なのだ。その点、コンデジはポケットに入るサイズなので、嵩張らずどこにでも持ち運べる。

個人的に、携帯とカメラを別に持つことの利点はたくさんあるように感じている。まず、携帯の電池が切れると大問題だが、カメラを別にしてしまえば電池の減りを気にしなくて良くなる、という点。実は、iPhone2台持ちであるのは、これが主な理由だったりする。

加えて、カメラが別ならば、機種変更するとしてもカメラに関して気にする必要が無くなる、という点。スマホのカメラに変に期待して一喜一憂する必要が無くなるので楽である。実際、携帯としての機能は今の7やSE 2で事足りるのだ。言い換えれば、私にとって新しいiPhoneの魅力はカメラくらいなので、それをコンデジで補えってしまえば、別にあんな高いものを頻繁に買い替える必要が全く無くなるという寸法。

まあ、今度は新しいコンデジに魅了されるだけではあろうが、ライフスパンはスマホよりはずっと長いし、進化は遅いので、長く使えるだろう。

そんなわけで、コンデジが欲しい。