macOSでbgfxをビルドしてExampleを動かすまで
bgfxは、OpenGLやDirect3D、Metalなどのプラットフォーム固有のAPIを触らずにレンダリングができるというライブラリです。ビルドの手順は公式サイトのBuildingに載っているのですが、パスが異なっている箇所が一つありました。
1. コードをcloneする
依存関係であるbxとbimgを一緒にcloneします。
% git clone https://github.com/bkaradzic/bx.git
% git clone https://github.com/bkaradzic/bimg.git
% git clone https://github.com/bkaradzic/bgfx.git
2. makeする
% cd bgfx
% make
3. ビルドする
プラ ットフォームを指定してもう一度makeします。macOSの場合はosx-release
です。
% make osx-release
ビルドにはしばらく時間がかかります。
4. Exampleを開く
公式のDocumentationでは、Exampleのパスは../../.build/osx64_clang/bin/examples.app/Contents/MacOS/examplesRelease
となっていますが、これとは異なるところに生成されていました。../../.build/
内にはosx-arm64
とosx-x64
があるので、使っているマシンに応じて選びます。以下はApple Siliconの場合です。
% cd examples/runtime
% ../../.build/osx-arm64/bin/examples.app/Contents/MacOS/examplesRelease
ウィンドウが表示されて、描画できていればビルドに成功しています。