Python向けパッケージマネージャ Poetry を試す
Pythonに触れる度に、毎回どのパッケージマネージャ・仮想環境を使ってプロジェクトの環境を構築すれば良いのかがわからず躓いてしまうのですが、Poetryなる新しいパッケージマネージャが登場しているようなので使ってしました。私はいつもnpmやYarnを使っているのですが、Poetryのコマンドラインインターフェースはそれらに近い印象なので、気に入っています。依存関係がTOMLファイルに記述されるのも良いです。
公式のインストール手順では、シェルスクリプトからインストールしているようですが、brewでもインストールすることができました。
% brew install poetryで、インストールすることができます。パスも自動で通るようです。
% poetry --version
Poetry (version 1.3.1)コマンド
よく使うであろう幾つかのコマンドです。これら以外にも、パッケージをパブリッシュするための機能もあるようです。
new
指定したディレクトリに新しいプロジェクトを生成します。
% poetry new <project_name>init
現在のディレクトリにpyproject.tomlを作成します。対話的なインターフェースです。
% poetry initadd
指定したパッケージをプロジェクトにインストールします。
% poetry add <package_name>remove
指定したパッケージをプロジェクトから削除します。
% poetry remove <package_name>install
プロジェクトのpyproject.tomlに記されたパッケージをインストールします。
% poetry installupdate
プロジェクトのpyproject.tomlの全ての依存パッケージをアップデートします。指定したパッケージだけをアップデートすることもできます。
% poetry update
% poetry update <package_name>show
インストールされたパッケージの情報を表示します。パッケージ名を指定す ると、詳細な情報が表示されます。
% poetry show
% poetry show <package_name>run
プロジェクトのvirtualenv環境内でコマンドを実行します。以下の例では、main.pyを実行します。
% poetry run python main.pypyproject.tomlに記述されているスクリプトを実行することもできるようです。
search
パッケージを検索します。
% poetry search <keyword>list
Poetryのコマンドを一覧表示します。
% poetry list