第二外国語を学ぶべきか否か?
私はずっと英語を学んでいるわけなのですが、英語を学んでいくにつれ、徐々に、第二外国語を学ぶことにも興味を持ち始めました。実際、今はインターネット上にたくさんの言語学習コンテンツがあるので、学び始めることはさほど難しくないのです。
しかし、私は第二外国語を本当に学ぶべきなのか、ずっと迷っているのです。
新しい言語を知るということは、確かに楽しいのです。視野が広がりますし、何よりも新鮮に感じられます。しかしそれでも、言語を新しく学ぶには、途方もない時間、そして労力が必要となります。
学びたい言語がない、という問題もあります。英語はもはや英語圏だけのものではありませんが、他の外国語はその言語を公用語とする国でないと、まず使えません。エスペラント語などの人工言語を除いて、言語は、その言語が使われている国を抜きにして考えることができないのです。
言語を学び、有名な文学の原著を読んでみる、というのも面白そうだと思わなくはないのですが、なかなか趣味でそこまでやろうとはなりません。実際、私の今の英語のレベルであっても、辞書を使って読むのが精一杯なのです。
それに、第二外国語を学んだとしても、使う場面がありません。英語に関しては、かなり日常的に使う場面があるわけなのですが、第二外国語を学んだとしても、使う機会は日常的には生まれないでしょう。使う機会がなければ、上達することは難しいでしょうし、学んだことをリフレッシュすることができず忘れていってしまいます。これでは効率が良くありません。
逆に、どこか第二外国語が必要となる場所に行く、というのであれば、話は全くもって変わってくるわけなのですが、今のところは、そういった予定がありません。ですから、今の私にとっては、第二外国語を学ぶというのは、非効率で無益に映ってしまうのです。
趣味で言語を学ぶというのも悪くはないのですが、他にもやりたい趣味があるのです。あまり言語学習に時間を充てすぎるわけにもいきません。となると、必然的に他の言語をやるよりは、英語を完璧にした方が有意義なのではないか、という考えに至るのです。
それに、完璧な英語を目指すというのも、決して簡単なことではありません。そういう意味では、他の言語に現を抜かしている暇はないのかもしれません。
ということで、第二外国語を学びたいとは思ってはいたのですが、よくよく考えてみるとそれどころではないな、というお話でした。将来行きたい場所を見つけたら、考えが変わるのかもしれませんけれど。