Macでゲームを遊ぶメリット・デメリット
先日、ふとMinecraftがやりたくなり、でもWindows PCを起動するのも面倒だし、と思い、MacBook Pro (14-inch, 2021)にインストールして遊んでみました。でもやはり、Macでゲームを遊ぶのは結構ハードルが高いといいますか、不向きであるのは否めない印象です。とはいえ、遊べないというわけでもありません。ということで、Macでゲームを遊んで感じた良いところ、悪いところを挙げてみたいと思います。
デメリット1. 対応しているゲームが非常に少ない
Macでゲームを遊ぶ上で最大の障壁は、なんと言っても互換性でしょう。Windows向けにリリースされているゲームは無数にありますが、Mac向けにリリースされているものはかなり少ないです。そもそもMacでゲームを遊ぼうとする人はほとんどいなそうですし仕方がないことです。それでも最近は増えた方ではあると思いますが。
加えて、Appleは後方互換をかなり頻繁に切るので、古いゲームは全くもって遊ぶことができません。ここ最近であれば、32-bitのアプリケーションを動かすことができなくなりましたし(Apple SiliconはIntelではないので当然動かせない)、OpenGLは非推奨となりました。
デメリット2. キーボードショートカットの競合
Macに存在するデフォルトのキーボードショートカットが、ゲームの操作と競合することが多々発生します。例えばファンクションキー。MacのファンクションキーはデフォルトでOSの操作に割り当てられているので、ゲーム側でファンクションキーを使えません。Control + SpaceはIMEと競合しますし、Control + Clickは右クリック扱いになってしまいます。
キーボードショートカットに関しては環境設定で変更すれば良いのですが、Control + Clickの右クリックに関しては設定でどうにもできないようです(一応擬似的に解決する方法はあるみたい)。
Macでゲームをする人が少ないというのも相まって、このようなプラットフォーム固有の問題が多く発生します。
メリット. 画面が綺麗
Macでゲームをする明確な利点としては、MacBook ProのRetina XDRディスプレイで遊べるということでしょうか。Retina XDRディスプレイはコントラスト比が高いので、暗い場面でも微妙な明るさの違いが明確に見て取れます。それに、Retina XDRディスプレイは120Hzに対応しているので、主観視点のゲームで視点を動かしても滑らかで見やすいのです。
私が持っているIPSのディスプレイと見比べても、圧倒的な美しさです。Minecraftのようなグラフィックのゲームですらそれを実感できたので、より写実的なゲームだとさらにポテンシャルを発揮すると思います。というか、ゲームするだけだと勿体無く感じるレベルです。
ちなみに、Twitchで配信しながらMinecraftを遊んでいたのですが、性能的な問題は感じられませんでした。ファンは多少回っていたのですが、そこまで煩くなることもなく、熱の問題もなさそうです。私のようにたまーにゲームを遊ぶような人で、Macで動くカジュアルなゲームだけ遊ぶのであれば、Macでゲームするのは選択肢としてありです。何よりも、わざわざWindows PCを起動しなくても遊べますし。